イベント企画は甘くない。即中止に追い込まれた甘い考え。
皆さんは、会社の事業を急に中止にしなければならなくなった状況ってありますでしょうか?
よく「詰めが甘い」とのお叱りを受けるのですが、それが顕著に表れてしまい、お恥ずかしい話、一発目の事業でそんな状況になってしまいました。
というわけで、本日はイベント企画の難しさについてお話します。これから初めてイベント企画をします!という方は参考にしてください。(マネはしないでくださいね笑)
なぜ?早々に中止に追い込まれてしまったイベント企画
イベント企画は甘くない。
大なり小なり、イベント企画をしたことがあるという方は分かるかと思いますが、イベント終了まで本当に苦労の毎日です。集客や売り上げなど、プレッシャーやストレスを感じて引退したという方もいらっしゃると聞きます。
私は以前、リサーチのために街コンや趣味コン、ライブなどのイベントに参加しましたが、平日の夜でさえ20人ほど集まっていましたし、土日祝日であれば100人規模の開催なども見てきましたので、「案外人が来るのではないか」という安易な考え方を持っていました。
今回、『参加者が一定数以上集まらなかった』など、様々な事情を抱えてしまったことでイベントを中止せざるを得なくなってしまいましたが、反省している点が多くありますので、体験を含めてお話したいと思います。
企画していたイベント内容
まず、今回のイベントのキーワードは、「80年代の音楽」と「仮面パーティ」。
参加条件は20歳以上。
休日の昼過ぎから夕方頃までに設定をし、フリードリンク(アルコール)付でチケットを販売しておりました。
中止の大きな原因
運営側、演者、日程…様々な都合がありましたが、一番は集客力不足。
「面白そう!」「行ってみたい!」という意見が多かった中で、申込ボタンを押すことまでは繋がらなかった今回のイベント。
なぜ集客まで至らなかったかという点に焦点を当ててみたいと思います。
ターゲットは明確に
当たり前のことですが、「どんな人に来てほしいのか」というターゲットを明確にする必要があります。
今回は、「20歳以上」という大きすぎる括りにしてしまいました。
80年代の音楽が好き!という方は、若者よりも40代前後の方が圧倒的に多いかと思いますので、今回は幅広い年齢層を狙ったこともあるのですが…。
「どんな人たちが集まるんだろう」というイメージがつきにくかったのでしょう。
コンセプトはシンプルに
「80年代」「仮面」など、日常には身近に感じにくいようなキーワードを設定いたしましたが、少々詰め込みすぎた点も反省点です。
上記のターゲットについてと同様に、イメージのつきにくいものに対し、わざわざ事前に申し込みをしようと思う人が少ないのは当然です。
あれもあるよ、これもあるよ、という内容は、認知度やリピーターさんありきのイベントのほうが効果があるのかもしれません。
最初はシンプルに分かりやすくすることが重要ですね。
お客様目線の日程
今回、いただいたコメントの中で一番多かった声が「既に予定をいれてしまっている」というもの。
「三連休の初日」という日程とお客様のタイミングが合わなかったかもしれません。
また、運営側の都合を考えてしまい、「全員が参加できる」お昼過ぎから夕方というを設定にしたことも反省点です。
「ターゲットであるお客様がどのような日程、どこの場所であれば行こうと思えるか」という点をもう最優先事項に考えるべきでありました。
『お客様目線』という言葉を前職でもよく言われて理解しているつもりでしたが…。
自分が客だったら…と考える必要がありましたね。
まとめ
参加してくれた方が楽しんでくれるような企画をするのはもちろんのこと、その空間を最後まで実現させるまでもっていくのがイベンターの仕事。
自分の足りない部分のせいで事態を大きくしてしまいました。
今回の中止は早すぎる判断だったとの声もありますが、様々な事情を考慮してやむを得ない判断にな、何よりも、紹介してもらった皆様に多大な迷惑をおかけしたことに自分の不甲斐なさを実感しました。
詰めの甘さはどこまでも追ってくることを身に染みましたが、初期段階でよかったと気持ちを切り替えます。
今回予定していたイベントはいずれ必ず実現しますので、その時には「また行ってみたい」と思われるような企画をしていきます!