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「あきたこまち」はおふくろの味

恥ずかしながら、「炊飯器の中にご飯がある有難さ」に気付いたのは、社会人になってからでした。

 

おふくろの味「あきたこまち

 

皆さんにとって、「おふくろの味」とは何でしょうか?

カレー、肉じゃが、お味噌汁など…きっとそれぞれのご家庭の味があるのでしょうね。

残念ながら私には、これぞ「おふくろの味」というものを覚えていません。

「親不孝者」「贅沢」と思われても仕方ありませんが、両親は共働きで、学生時代は部活動に塾と、夜遅く帰宅する毎日でしたから、スーパーのお惣菜や、ルーや市販の素を使った時短料理が多かったので、特別感を感じた料理は少ないのです。

ただ、唯一、母親が炊く「炊き立てのごはん」だけは、親戚の家や友人の家、学校や飲食店で食べるどの白米よりも美味しかったというのはしっかり覚えているのです。

今日はそんな私にとってのおふくろの味「あきたこまちについてお話します。

 

 

秋田が生んだブランド米

あきたこまち

あきたこまちは、秋田県が品種改良を重ねて誕生した品種で、秋田県をはじめ、東北地方や全国各地で栽培されています。(最終選出された改良品が福井県の交配種を用いたために、品種登録がされていないという経緯があるため、西日本でも栽培されています。)

あきたこまち」という名は、公募で選定され、かつて絶世の美女とも逸話がある女流歌人小野小町(おののこまち)誕生伝説」にちなんで命名され、パッケージなども「秋田美人」が起用されています。*1

 

美味しい炊き方

新米と古米で炊き方が若干異なります。

水の量

古米の場合、通常よりも水を多めにいれておきます。これは、水分の含み方が新米よりも劣るためです。新米のようなふっくらとした炊きあがりになりますよ!

 

お米のとぎ方

古米しっかりと研ぎます。お米を研ぐことによって、表面に傷がつき、水分を吸収しやすくなりますので、吸収力が劣る新米よりもしっかり研ぐことが必要です。

新米の場合は、強く研ぎすぎてしまうと、炊きあがりが水っぽくなってしまいますので、ぐっと手のひらで押すように2、3回研ぐことをオススメします。

よく、濁りが出なくなるまで研いでしまう方がいらっしゃいますが、デンプンが流れ出てうま味がなくなってしまいますので、注意してくださいね!

 

食感・味

あきたこまち」は、もちもちとしっかりとした噛み応えが楽しめるお米です。

香りや旨味があるものの、あっさりとした味わいなので、胃もたれもせず、東北地方の独特の「濃い味付け」とよく合います

 

 

あきたこまち」の魅力

 

 

香ばしさを一番に楽しむしゃもじ係

あきたこまち」は、香りが独特です。お米独特の臭みが、炊いた後には香ばしい香りに変化します。人によっては好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、個人的には炊き上がり一番の香りはどのお米よりも好きです。

その匂いを浴びたいという思いだけで、全く家事を手伝わなかった私も、唯一自分からやったことは「炊き立てのご飯をお茶碗によそう」ということでした。(家族全員のをきちんと準備したのか、自分のだけお茶碗によそうことをしたのかは分かりません笑) 

夕食時に合わせて炊き立てのごはんができると、真っ先にしゃもじを手に取って炊飯器に向かいました。

蓋を開け、香りとともに湯気が立ち上がり、ぎっしりと詰まったキラキラ光る白米を見ると、なんだか幸せな気持ちになるのです。

固まってしまうからすぐしゃもじでほぐすように」と母親には言われましたが、きれいな形をぐちゃぐちゃにするのは少々罪悪感がありました…。

それでも、ほぐすとさらに広がる香りがまた食欲をそそるのです。

 

 

あきたこまち」と合う魚はコレ!

先ほどお話したように、あきたこまち自体があっさりとした味わいなので、基本的にはどんなおかずとも合います

中でも特に私がオススメする組み合わせは、「ぼだっこ」です。

「ぼだっこ」とは、秋田県の方言で「塩鮭」のことで、甘口ではなく塩辛く味付けた魚です。

焼いた「ぼだっこ」をご飯にのせて食べるのであれば、女性でも軽々お替りしてしまうくらいご飯がすすんでしまいますよ!

 

 

変わらない美味しさ、変わった自分

 

 

一生、「推し米」

あきたこまちは今でも好きですが、いつからか白米を食べるのを制限するようになってしまい、今ではほとんど白米を食べません。

運動はしていたものの、炭水化物の取り過ぎで体重がみるみる増えてしまったことがきっかです(笑)

大学でもスポーツを続けていたので、1人暮らしが始まったと同時に「炭水化物制限ダイエット」を開始することになりました。

おかげ様でダイエットには成功したものの、そこから「白米は太るもの」と意識してしまうようになり、昔のように気にせずお米を食べることができなくなりました

それでも、オススメのお米には変わりありません!

おかずと一緒であればどんどん食べてしまうので、食べ過ぎには注意してくださいね!

 

炊飯器の前で戦う自分

実家に帰ると、何もしなくても出てくる食事についつい甘えて食べ過ぎてしまう、という経験はないでしょうか?

私は、数少ない帰省の度に、炊飯器の前で葛藤してしまいます。

自分で気づかないだけか、母が大袈裟なのかは分かりませんが、「そんなに痩せこけて!帰省くらいご飯いっぱい食べなさい!」とよく言われたものです。

高校までは「これでもか!」と言わんばかりに白米にがっついていましたから、心配してくれたのかもしれませんね。

しかし、そこは一応年頃の女の子(?)ということで、「太りたくない!」という気持ちがあるのです。

そうして毎度、私は炊飯器の前で欲求と理性を戦わせています

残念ながら、帰省初日だけは、欲求に負けてしまいます(笑)

 

 

炊飯器と、母のやさしさ

現在、炊飯器を持っていません

自宅に炊飯器がないという方は少ないのかもしれませんが、今はレンジで温めるパックご飯などの便利な食品もあります。(「あきたこまち使用」を買っています!)

未だ慣れない東京生活は、睡眠を優先してしまい、朝食も取らず、昼は外出かコンビニ、夜は自炊かお惣菜を買ってくるという日々です。仕事上、接待や飲み会も多いので、炊飯器がなくても困ることはありません。

しかし、時々お酒を飲んだ後に空腹になると、「実家であれば炊飯器にご飯があるのかなぁ…」などと故郷を思い出してしまうのです。

思い出が美化されているのかもしれませんが、こういう時に、ふと炊飯器があれば便利かもしれない、と考えるのです。

むしろ、炊飯器よりも、食事に合わせて炊き立てのご飯を用意してくれる母の気遣いが欲しいところです。

きっと現代の炊飯器であれば、こちらが望んだ時間に炊き上げてくれるんでしょうけどね(笑)

 

 

 まとめ

日本人にとって、「米」はあって当たり前のことかもしれませんが、例年、秋頃続く大型台風などの自然災害で、いつ満足に食べられなくなってもおかしくない状況だと認識する必要がありますよね。

炊飯器があっても、ライフラインが止まってしまえばお米が炊けません。

日本のように、基本的に平和な日常を送ることができる国であれば、「ただ食べる」のではなく、「美味しく食べる」ことを楽しみたいものです。

「白米好き」から言わせていただくならば、炊飯器があるご家庭であれば、使用しているお米が最大限に美味しく食べられるような炊き方をしてみてはいかがでしょうか

そして、ご実家に住まれている学生さん、帰ってきたら炊飯器にご飯があるという方は、それが「当り前じゃない」人もいますので、感謝とともに美味しく味わってほしいです。

あきたこまち」を食べたことがないという方は、ぜひ炊き立てのふっくらご飯を楽しんでみてくださいね!

 

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